2024パリオリンピックのサーフィン日本代表の五十嵐カノアさん。
2021年の東京オリンピックでは銀メダルを取ったことに加えて、5か国語に堪能であることでも話題になりました。
さらに2023年秋にはあのハーバード大学院に進学したとのニュースが!
真の天才か!と多くの人が舌を巻いています。
そんな五十嵐カノアさんが頭いいと言われる理由をまとめました。
そしてハーバードで勉強することと、世界レベルでサーフィンをすることの二刀流が
五十嵐カノアさんにもたらしているプラスの効果についてついても解説します。
五十嵐カノアが頭いいと言われる4つの理由!
理由その1:飛び級で高校を卒業
五十嵐カノアさんは、高校は地元の公立高校Huntington Beach High Schoolに進学しました。
13歳から『Quiksilver』をメインスポンサーとしてプロサーファーでもあった五十嵐カノアさんは、
高校生になると年間9カ月近くもの遠征をこなしており、学校に通学することが難しくなります。
こうなると中退を視野に入れるかと思いますよね。
しかし、
All the while, he continued in school, earning straight A’s to get his high school diploma.
(訳)その間も彼は学校に通い、ストレートでAの成績を獲得して高校卒業資格を取得しました
The Orange Couty Register
それまでの五十嵐カノアさんの学校成績は超優秀でほとんどグレードA。
さらに飛び級をして高校卒業のための認定試験も受けた結果は見事合格!
16歳で高校卒業の資格を得てしまいました。
小さい頃から母親が学業優先の教育方針だったらしいよ!
途中で物事を投げ出さないところもカッコいい~♡
飛び級が達成できた理由の一つに、
小学校の時からジャンルによっては高校レベルを勉強していた
ということがあるようです。
五十嵐カノアさんは数学が得意だそうですが、
得意な教科はどんどん学び進めていたことが、高校時代忙しくなったカノアさんを助けたのかもしれないですね。
無事に高校を卒業した後はサーフィンに専念しています。
小学校時代から、母親のミサさんは徹底して
カノアさんは放課後サーフィンに行きたくて仕方ないから、帰宅後さっさと宿題を済ませていたそう。
メリハリをつける習慣が身についていたのでしょうね。
理由その2:現在ハーバード大学院に進学して勉強中
2023年秋、母親ミサさんのインスタグラムで五十嵐カノアさんがハーバードに入学したことが公表されました。
進学したのは、
ハーバード大学院の経営学コース(Harvard Business School)
だそうです。世界の名門中の名門ですね。
ところで、大学院に進学するには通常、
学士号(大学の学部卒資格)
が必要なはずです。
大学院のおもな入学条件は、学士号または修士号の取得。 大学以降のすべての教育機関で発行された成績証明書の学業成績の平均点が最低B(GPA 3.0)以上必要になります。
アメリカ留学ガイド
五十嵐カノアさんは16歳で高校を飛び級卒業して以降は大学進学したという情報はどこにもなく、
どうやって大学院に入学したのでしょうか?
- オンラインでどこかの大学の学士号を修了していた
- ハーバードのアドミッションオフィスに、「十分通用する人物」であると認められた
このどちらかであると考えられます。
“Candidates who do not have an undergraduate degree, though who believe that their application would be strong enough without a degree, may apply to HBS.”
All About
(訳:学士がない受験生でも、学士がなくても十分通用するという人であれば、HBS(ハーバードビジネススクール)に出願することができるでしょう。)
いずれにしても五十嵐カノアさんが相当な努力と学力を持ち備えた人だということは間違いありません。
パリオリンピックまで1年を切ったタイミングでのハーバード大学院入学を「なぜ?」と疑問視する声も多いですが、
本人はいたってクールに
チャレンジする姿を見せてあげるよ
なんて言っています。
この余裕。痺れますね~
理由その3:語学堪能で5か国語を操れる
五十嵐カノアさんが話せる言語は5つ。
得意な順に
- 英語
- ポルトガル語
- スペイン語
- 日本語
- フランス語
だそうです。
下記はポルトガル語でインタビューを受けるカノアさんです。
ポルトガル語に関しては、五十嵐カノアさんの恋人がポルトガル人女性なだけあって、かなり得意なようです。
このYouTube動画へのコメントでは
He speaks perfect Portuguese, hardly an accent, almost as impressive as his surfing.
(訳)アクセントのない完璧なポルトガル語だ。彼のサーフィンと同じく印象的。
と称賛されています。
次はスペイン語でのインタビューです。
スペイン語とポルトガル語は似ている所もあるためか、途中ポルトガル語が混ざってしまっているとコメントで指摘されてもいますが、、、
インタビュアーの質問は完全に理解して問題なく会話できています。
でもやっぱり一番惚れ惚れするのは、バリバリなネイティブの英語を話す五十嵐カノアさんではないでしょうか。
インタビューの最後に、英語で「ちょっといいかな、」と言って日本語に切り替えて日本のファンへ感謝を述べています。
日本語になると急に一生懸命たどたどしくなるそのギャップが萌えますね♡
しかしこれだけの言語をどう習得したのでしょう?
英語と日本語は生活の中にあったことは想像できますが。
脳みそスポンジなんじゃないかな
理由その4:サーフィンに必要な頭の良さを持っている
競技としてのサーフィンには
- ルールブックを隅々まで理解すること
- 相手の心理を読むこと
- 瞬時の判断力
これらが勝つためには絶対不可欠。
1ヒート(試合の組み合わせ)で2~4人が同時に海に入り制限時間内に得点を争って対戦します。
という鉄則があり、
その優先権を対戦相手と駆け引きしつつ、
波という変動的な自然条件下でルールブックを応用して得点を積み上げる。
身体能力だけでなく高度な頭脳競技でもあるのです。
五十嵐カノアさんは、
- 対戦相手との駆け引き
- ルールブックを攻撃的に使う
- 瞬時の判断力
に非常に長けていると言われています。
プロのサーファー×頭の良さ、という視点で語られた記事でも、五十嵐カノアさんの名前が挙がっています。
近年ではガブ、そして五十嵐カノアも非常に頭のいい選手だと思う。
ノープライオリティでのブロッキングの新ルールができるぐらい攻撃的にルールを使うし、各シチュエーションで瞬時に、ルールブックにのっとって自分に有利な最善のアクションができるのはすごいと思う。
THE SURF NEWS
五十嵐カノアが頭いい!ハーバードとサーフィン二刀流のプラス効果
パリオリンピックまで1年を切った時期でハーバード大学院での勉強をスタートしたことで、
サーフィンがおろそかになるのではないか、と凡人は考えてしまいますが、
五十嵐カノアさんはいたってポジティブにその相乗効果をとらえているようです。
ではハーバード大学院とサーフィンの両立は一体どんなプラスの効果を生んでいるのでしょうか。
自信がつく
雑誌『Sportiva』でのインタビューで「サーフィンと勉強、両方やることで相乗効果はありますか」という質問に対して、
すごく自信が出てきています。
前は努力する対象がサーフィンだけだったけど、
それ以外の勉強に対しても努力できているっていう自信です。
「努力できている自分」に自信をもつことができて、それがサーフィンにも生きていると。
高校まで成績優秀で16歳で飛び級卒業しているにもかかわらず、
勉強は自信がないところもあったけど…
なんていう言葉が意外にも出ていました。
きっと、サーフィンみたいに「本気でチャレンジしたことがない」から自信がないという意味かもしれません。
どこまでできるのか、あらためて挑戦してみようと思いました。
思ったより勉強でも頑張れそうだって感じているところです。
気持ちの切り替えができる
サーフィンをしていない時間に勉強に集中することのメリットとして、
- 中途半端にサーフィンのことを考えなくなる
- 勉強時間は身体にとってはリカバリーになっている
とカノアさんは言っています。
休憩の時間に下手にサーフィンのことを考えるなら、新しいことを勉強した方がいい、と。
勉強で体は疲れない、リラックスするからちょうどリカバリータイムになっているそうです。
まとめ:五十嵐カノアが頭いいと言われる4つの理由!ハーバードとサーフィンの二刀流がすごすぎる
高校の飛び級、5か国語堪能、そして戦術的なサーフィン。それだけでも充分多才すぎると言われていましたが、
そこにハーバードまで加わってもはや無双の域になってきました。
頭がいいだけでなく、物事に対する考え方や姿勢もまっすぐ。
頭脳明晰な五十嵐カノアさんがどう試合運びをするかという視点でオリンピックを見るのも楽しみですね。
湧き出るエネルギーで勉強もオリンピックも、よい結果になることを心から期待したいと思います。